トラックと聞かれて一番最初に思い浮かぶものはなんでしょうか?
宅配便で使用されているもの?コンビニやスーパーに配送しているもの?
高速道路を走っている大きいの?
実は、走る場所や積むもの(商品)、積み降ろし方法、法律などなど。
その時々で最適とされる車両は全然違います。
この記事では、街の中を走っている小さいトラックから高速道路を走っている大きなトラックまで、どのような役割があるのか身近な例を使って紹介します。
身近な存在 ー 2トン車

コンビニへの配送や引っ越しのほか、宅配などで私たちが注文した商品を毎日届けるために走り回っている忙しいトラック、それが2トン車です。
特徴は「車体が小さく小回りが利く」「住宅街や狭い道も走りやすい」など、車体の小ささを活かした輸送が可能です。
よく使われる場面には「コンビニ配送」「宅配」「小規模な引っ越し」「企業の小規模自社配送」などがあります。
2トン車はその性質から「物流会の軽自動車」と例えられることもあります。
配送の主役 - 4トン車

コンビニやスーパーへ配送しているところを見かける人が多いかもしれません。
2トン車に比べ車体が大きい分、積載重量も2倍以上ある場合もあり、装備も充実している車両も数多く存在します。
よく使われている場面には「店舗配送」「工場や倉庫間移動」「中距離(約500km程度)輸送」といったものがあります。
車幅は2トン車よりも広く、大型車と変わらないほどあるものもあり、近くで見ると意外と大きく感じるでしょう。
輸送の要 ー 大型車

郊外や高速道路を走っているところをよく見かける、大きな車体のトラックです。
大型店舗のスーパーやホームセンターのほか、鉄工所や大型倉庫など、今では様々な場所に出入りしている姿を見かけるでしょう。
積載重量は12トン以上を可能とし、普段の生活ではあまり見ない大きさや重い製品を載せ日々、日本全国いろんなところへ走り回っています。
中距離~長距離を得意とし、運転席が高い位置にあり目線を遠くまで見渡せるほか、乗用車と違い座席も疲れにくい姿勢を保てる仕様になっています。
ただ、その車体の大きさから死角となる部分も実は多く、特に「内輪差」が大きいのは大型車ならではの特徴です。
前輪が通る軌道よりも後輪の通る軌道が内側になることで生じてしまう差
この特徴は大型車の運転経験や知識が無いといった人には理解されにくい部分かもしれません。
交差点を右左折する際に、歩行者や自転車、バイクを巻き込んでしまう「巻き込み事故」といった大事故に発展してしまうこともあるため、大型車が曲がろうとしている際は近づかないことが一番の安全策になります。
規格外の存在 ー トレーラー

積載重量は大型車を超える20トン以上、最大の特徴は「ヘッド」と呼ばれる運転席部分と「シャーシ」と呼ばれる荷台部分が分離する構造です。
実は、シャーシにタイヤは着いていますがエンジンは着いていません。
ヘッド部分がシャーシを引っ張る(牽引)ように走っています。
そのため、運転するには大型免許以外にも牽引免許という別の免許も必要になるとても特殊な車両です。
また、サイズ(長さ、幅、高さ)や重量が「一般的制限値」を超える場合は道路を走らせるための許可証が必要になるなど、制限が設けられています。
道路の構造を保護し交通の安全を守るため、道路を通行できる車両の寸法や重量などに国が定めた最高限度
トレーラーを知らない人が注意したいのは、右左折時の挙動です。
トレーラーは運転席と荷台の接続部分が折れ曲がるようにして曲がるため、通常の車や大型車とは全く違った動きをします。
交差点などを曲がる際に、シャーシ部分のタイヤを軸にまがるためヘッド部分が大きくふくらむといった、回り込むような動きをすることでトレーラーの動きを知らない人からはよく驚きの声が聞こえます。
トレーラーが右左折しようとしている場合は、可能な限り離れて待つようにしておくと運転手も少し気が楽になるので、ご協力をお願いします。
いろんな物流を支える特殊車両
物流を支えているのはトラックだけではありません。

土砂や砕石、廃材といった建設やインフラ系の物流を支えている「ダンプトラック(ダンプカー)」

小さなクレーンが装備されたトラックで、建材や機械の搬入などで大活躍する「搭載型トラッククレーン(ユニック車)」

ガソリンや灯油、飼料や原料を運ぶ「タンク車(タンクローリー)」

私たちの出したゴミを回収して回ってくれる「塵芥車(ゴミ収集車)」

多くの車を運ぶことができる「車両運搬車(キャリアカー)」
他にも、物流を支えるたくさんの特殊車両は存在しています。
トラックとは荷物を運ぶだけでなく、積み降ろしまでを行うのが大切な仕事なのです。
まとめ
この記事では、街中を走っている小さいトラックから高速道路を走っている大きなトラックまで、どのような役割があるのか身近な例を使って紹介しました。
トラックとは、大きさで選ばれているわけではなく
「場所」「荷物」「効率」
これらの要素で選ばれています。
この記事を見た後、街や郊外でトラックを見かけたら
「あのトラックはどんな役割なんだろうか」
と、考えてみると物流のことが少しだけ面白く見えてくるかもしれません。
それでは、またっ!


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